秋田犬が今、課題に直面している
ことを知っていますか?

秋田犬とは?
秋田犬はとても賢く忠誠心がある犬です。
賢すぎるが故に、しつけを怠ると
扱いづらい犬になってしまいます。
しかしきちんとしつけをすれば噛むこともなく
飼い主がNOといったことは絶対にやらない。
飼い主が秋田犬の全てになります。

世界的に人気が高まる秋田犬

イタリアは年間登録頭数が 1,572 頭 で、日本を凌ぎました。

映画「ハチとパルマの物語」にも登場した秋田犬は、今世界中で注目が集まっています。
2009年に映画「HACHI約束の犬」が公開され、日本の忠犬ハチ公が “HACHI” に変わりましたが、けなげにご主人を待つ姿は
多くの人の胸を打ち、ファンが急増しました。
その後、2012年に東北の被災地支援へのお礼としてロシアのプーチン大統領に「ゆめ」が贈られました。
さらに2018年にフィギュアスケートのザギトワ選手に贈呈され海外での人気に拍車がかかりました。

ハチとパルマの物語

検疫検査を通過できず仕方なく空港に置き去りにされる忠犬パルマ。2年もの間、実際にモスクワのヴヌーコヴォ国際空港で待ち続け、今も多くの人に語り継がれる感動の実話“パルマの物語”。
パルマを見守り、その孤独を分かち合う少年コーリャとの触れ合い。意外なきっかけで結ばれるハチ、 そして大館の秋田犬(あきたいぬ)たちとの絆。
国境も時代も超えた子どもたちと犬の物語。

「ハチとパルマの物語」公式サイト

映画「ハチとパルマの物語」より

人気の秋田犬が抱える様々な課題

1972年 46,225頭

2011年 2,038頭
犬籍登録数减少
海外人気により2017年は6,671頭に増加しましたがうち国内登録数はわずか2,704頭。
殺処分増加
飼育放棄された秋田犬が毎年数多く殺処分されています。
後継者不足
ブリーダーの高齢化による後継者不足も深刻な状況です。若手ブリーダーの育成が急務となっています。
血統の劣化
血統証の無い犬同士の交配や海外での繁殖により血統の劣化が問題となっています。

秋田犬の故郷 ”秋田県” も人口減少で苦しんでいます

秋田犬の故郷である秋田県は、日本の47都道府県のうち最も人口が減少している県です。
人口減と併せて日本の中で[課題先進県]とも言われ、高齢化率 全国1位、自殺率・がん死亡率・脳梗塞死亡率も1位。一方、1人当たり県民所得は43位と苦しんでいます。

2020年の秋田県の人口は、2015年と比べて減少率は-6.94%。

都道府県 減少率 2020年(人) 2015年(人)
1 秋田県 -6.94% 952,069 1,023,119
2 青森県 -5.94% 1,230,535 1,308,265
3 高知県 -5.28% 689,785 728,276
4 岩手県 -5.26% 1,212,201 1,279,594
5 山形県 -5.24% 1,064,954 1,123,891
2020年10月1日(推計人口) vs 2015年10月1日(国勢調査人口)
秋田犬の故郷 ”秋田県”
忠犬ハチ公は、1923年に秋田県大館市に生まれました。
秋田犬の故郷である秋田県は、雄大な山々や紺碧の日本海、光と水、緑が輝く田園などの美しい自然や、多彩な祭りや伝統文化があり、四季折々に変化する景観や風物詩が存在します。
また、大自然の中で育まれた新鮮な食材から作られる様々な郷土料理をはじめとした食文化の豊かさもまた、大きな魅力です。

私たち 秋田犬ツーリズムは

秋田犬と秋田犬を育む秋田の地域の観光を盛り上げるDMOです

「一般社団法人秋田犬ツーリズム」とは

一般社団法人秋田犬ツーリズムは、秋田県北部の大館市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村の 4市町村で構成される地域連携DMO(Destination Management Organization)です。 2016年4月に発足し、2017年11月に観光庁から日本版DMO法人として登録されました。
世界的に知名度のある「秋田犬(あきたいぬ・AKITA)」をフックに、温泉や食、体験など 秋田の魅力を世界に向けて積極的に発信。地域活性化を目指しています。

一般社団法人 秋田犬ツーリズム事務局

〒017-0031

秋田県大館市上代野稲荷台1番地1 ニプロハチ公ドームパークセンター内

TEL:070-2020-3085

連携パートナー : ONE FOR AKITA

秋田犬の保護活動を行う
ONE FOR AKITAプロジェクトの事業

日本国内における犬籍登録数の減少や殺処分など、秋田犬が抱える課題の解決を目的に、一般社団法人ONE FOR AKITAが立ち上げた「ONE FOR AKITAプロジェクト」。
プロジェクトの一環として、秋田犬の命をつなぐ拠点「秋田犬ステーション」の運営、
飼育放棄された秋田犬の保護・トレーニングや里親へのマッチング、秋田犬が抱える課題の啓蒙活動を行ってきました。

なかでも力を入れているのが、飼育放棄された秋田犬の保護活動です。
ONE FOR AKITAでは、飼育放棄により心身共に深く傷ついた保護犬が、新たな里親と末永く幸せに暮らせるよう、専任ドッグトレーナーが十分なケアとトレーニングをした後、里親希望者とのマッチングを行っています。
これまで秋田犬8頭を保護し、うち3頭が新たな里親へと巣立ちました
(2021年2月末現在)。2018年の設立当初から取り組んできた活動の成果もあり、秋田県内における秋田犬の「殺処分ゼロ」が同年から現在まで継続しています。

秋田犬の保護活動を行うONE FOR AKITA

様々な課題を抱える秋田犬の保存・保護を目的とした活動を行う一般社団法人ONE FOR AKITAは、秋田犬ツーリズムが掲げる秋田犬の価値向上と保護活動の重要性を訴える活 動に賛同し、連携パートナーとして現在行っている活動をさらに深化させます。

一般社団法人 ONE FOR AKITA

〒010-0976  秋田県秋田市八橋南一丁目1-3

TEL・FAX/018-807-2535  Email/ofa@saveakita.or.jp

私たちは、秋田犬とその故郷、秋田県北部が抱える課題を

魅力とともに伝え、交流・支援の輪を広げていきたいと考えています。